地方の進学校で不登校になった高校生のリアルな現実

2021.07.10

こんにちは、ゼロ高コミュニティデザイナーの浅水です。


以前の記事で、「不登校は引きこもりがなるもの」というイメージが、もはや時代遅れになってきていることをお伝えしました。


https://www.zero-ko.com/news/refusal


この記事では、不登校傾向にある学生が、進学校の学生にまで広がってきていることをお伝えしています。


勉強や部活で忙しすぎる。自分の人生を考える時間がない。大学進学できて当たり前だけど、ただ敷かれたレールの上を歩くことに疑問を持つ。


などと、今の学校システムに合わなくなってきている学生は増えています。


ですが、朝起きて予習をして、学校で猛勉強し、家に帰って復習をする。


そして、土曜日にはテストがあり、週に6日も学校に通い。日曜日に外部模試が入ってくれば、休みが全くなくなる週もあるほど、進学校の学生が忙しいことをご存知でしたでしょうか。


今回は、「地方の進学校で不登校になるというリアルな現実」を、ゼロ高に入って積極性を取り戻し、『息がしやすくなった』と教えてくれたゼロ高生へのインタビューを通して、お伝えしようと思います。

(少し違和感がありますが、ゼロ高生への質問項目は見出しに、答えてくれた内容はほとんどそのまま本文に記載しています。)


ゼロ高に入って良かったことは?


高校2年の2021年2月に、ゼロ高へ転入したのだけれど、以前より積極的になってきたこと。


今までは自分の意見が言いづらく、他人に合わせることが多かったけれど、それをだんだん治せてきている。


転校して3ヶ月くらい経った頃、ふと息がしやすくなっていることに気がついた。


どうして積極的になれたのだろう?


ゼロ高生、スタッフ含めて、否定されない環境が大きい。


例えると『ええーそんなことやるの?』といわれない環境。


些細なことでも、大きなことでも、『いいじゃん』と言ってくれる。


ゼロ高に入る前はどんなことに苦労したの?


姉はあまり苦労せず勉強ができる人だった。高校も勉強ばかりしているイメージはなかった。


私は姉がピアノを習っていたからピアノの習い事をして、塾に通っていたから同じ塾に通い、吹奏楽部の打楽器をやっていたから同じパートをやった。

高校も姉が進学校に通っていたから、後をたどって深く考えずに同じ高校へ行ってしまった。


実際に通ってみると、文字通りの進学校だったので、勉強ばかりでだんだん疲れていった。


土曜日にテストがあって、週に6日も学校に通っていた。日曜日にも外部模試が入ってきたら、休みが全くなくなる週もあった。


勉強が間に合わないので自分を追い込めるよう、午後9時には寝て、午前3時には起きて勉強するようになった。


普通に学校には通えていたけれど、朝起きて予習復習をして、学校に行って勉強してという生活が、コロナ休校で一気に崩れた。


コロナ休校の時、始めのうちは勉強をしていたけれど、目的がはっきりしていなかった勉強だったから、自由な時間を過ごすうちにやらなくなり、課題が溜まっていくとともに、気持ちも重くなっていった。


休校明けの初めての登校日の朝、37度後半の熱が出て学校に行けなくなった。それが半年近く続いた。


あちこち病院に行って調べ、熱の原因は不明だったが、熱とは別に「起立性調節障害」だということがわかった。


しばらくは熱が低めの行ける時には行ったけれど、だんだん心がつらなくなって、『学校に行くことを辞めよう』と決めた。


そしたら急に熱が下がり始めた。


学校に行くと熱が上がることがわかり、『これからどうしようか』と悩んだ。


担任に紹介してもらったのが、高卒認定だった。


具体的に与えられた選択肢としては…


①最終的に退学というカタチをとって、高卒認定をとりながら学校には行き、クラスメイトと過ごす

②留年

③転校


だった。


私は①を選んだが、やっぱり学校には行けなかった。

そんな時、主治医の先生が「色んなところを見てごらん」とフリースクールなどを紹介してくれた。


フリースクールで様々な話を聞く中、転校について考え始めた。


今の心身の状態だと、全日制高校は厳しいと思ったので、通信制高校を探し始めた。


どうしてゼロ高に入ったの?


色々な学校があって、私は最新のITテクノロジーを使う学校に興味を引かれていた。が、保護者が『ここはどう?』とゼロ高を見つけてきた。


ホームページを見てみても、ゼロ高の中身をはっきりとはイメージできず、入ってみなきゃわからないけれど、『なんだか面白そう』と感じた。


コミュニティデザイナーの三森さんと話をして、ゼロ高は一人一人を見てくれそう。チャンスも多い気もしたし、背中を押してくれそうな感じがした。


私は自分の意見がなかなか言えないので、インプットが多いと何も変わらなさそう。


アウトプットをサポートされた方が自分が変われそうだったから、ゼロ高に決めた。


ゼロ高に入ってからどんなストーリーがあったの?


高校2年生の2月に転入したのだが、その月のゼロイチ会(生徒の報告会のようなもの)で、私が得意なイラストを発表した。


ピアノが得意なゼロ高生のイラストを描いたのだけれど、今まで男性を描いたことがなかった。


入学したばかりで、顔も知らない話したこともない人の絵を描くのは、ドキドキだった。


締め切りを守ったり、イラストのイメージも工夫したので、良い経験になった。


その後、4月の入学式のため東京に滞在中、三森さんからイラストの依頼の紹介があった。


『報酬もあるし絶対にやり切ってもらう、ちゃんとしたお仕事だよ』と言われた。


私には荷が重いと思ったけれど『何事も一歩始めないと何もできない!』と引き受けた。


テニスコーチであり、当時、小説を書かれていた稲本昌之さんをご紹介していただいた。


後から知ったのだけれど、稲本さんが書かれていた小説は、「るろうに剣心」などの監督をされている大友啓史さんと、「ドラゴン桜」などの編集者をされている佐渡島庸平さんの講座を受けて書かれた小説で、外向けに発表することになっていた。


そんな大きなバックグラウンドがあるとは知らないまま、表紙イラストを描かせてもらうことになった。


稲本さんは表紙イラストを描いてもらう人を探していたが、見つからず。経験のない高校生に託すのは怖いけれど、自身が教育者でもあり、お互いに良い経験になると思い、ゼロ高生に託してみようと思ってくれたのだそうです。


1週間かけて描き提出した絵が、『さらに良いものにしたいので、ゼロからもう一度、一緒に作り直してください』と言われて、残り1日で、稲本さんやコミュニティデザイナーさん達にアドバイス頂きながら、必死で描き直した経験は一生忘れないと思う。


提出した夜、『いつかこの話をしながら呑もうね』とコミュニティデザイナーさん達と約束した。


実際に描かせて頂いたイラストがこちらです。


稲本昌之著「ぺしゃん」の詳細はこちら


まだ自分の進路ははっきり決まっていないけれど、残り少ない日々を精一杯ゼロ高で過ごして、自分を作り上げていきたい。


多分、ゼロ高へ転校していなかったら、入れる大学を見つけてとりあえず入って、そこでまた悩んでいたと思う。


ゼロ高に入ってから、私って、何が好きなんだろう、何が出来るんだろう、何がしたいんだろう、何になりたいんだろう、、、いっぱいいっぱい考えて、少しずつ動き出すようになった。


答えが出たわけではないけれど、前に進んでいる気がしている。


まとめ


彼女のように進学校に合わなくなり、不登校傾向になる学生は増えています。


進学校の学生はあまりにも忙しく、自分のことを考える余裕すらもありません。


自分のいる環境を変えて、自信や主体性などの勇気を取り戻し、納得した進路選択に向かっていける環境が、ゼロ高にはあります。


もし、お子様が彼女と同じように悩み、苦しんでおられましたら、ぜひお気軽に説明会にお越しください。


https://www.zero-ko.com/news/briefing


好きなことでマイペースに深く繋がり、納得した進路選択ができる環境をご体感いただけると思います。