【ゼロ高生密着ムービー】未公開エピソードを大公開【前編

先日ゼロ高公式YouTubeチャンネルにて公開された、ゼロ高情熱大陸「ゼロ高生の夢への挑戦に密着」
第一弾は、飲食店の経営者を目指す 平田 むつみ さんの挑戦に密着しました。

平田さんの人生を大きく変えた2人の人物に、出会いのエピソードや彼女の印象についてインタビューしました。その模様を記事にしてたっぷりとお届けします!

はじめに

前編では、平田さんに大きな影響を与えた人物、大手飲食チェーン『かつや』元社長で、現在は『株式会社U.RAKATA』 代表取締役社長 臼井 健一郎 さんへのインタビューをお届けします。

■プロフィール
臼井 健一郎 (うすい けんいちろう)
とんかつ・カツ丼専門店『かつや』で知られる、『アークランドサービスホールディングス株式会社』を躍進させ、2021年に同社の社長を退任後、現在は飲食事業やコンサルティングなどを担う『株式会社U.RAKATA』を運営。

「弟子にしてください!」

臼井さんとの出会いは、平田さんが臼井さんの姿をテレビで見かけその人柄に感激し「弟子にしてください」と突撃訪問したことがきっかけでした。
驚きの出会いとなった当時の平田さんの印象について振り返っていただきました。

Q1. 平田さんが突撃訪問した当時のことを聞かせてください

臼井さん:うちの社員から「女の子が臼井さんに会いたいと言っているんですけど、どうしたらいいですか」と言われ、シチュエーションがよく分からなかったのでひとまず会ってみると、ドアの前で平田が「弟子にさせてください」と言いながら頭を下げていました。
そんなことを言われたこともなかったので初めての体験で最初はただびっくりしました。

Q2. 訪問してきた時の彼女の印象はどうでしたか?

臼井さん:ほっそりしていて、大きな荷物を持っていたので、大丈夫かなというのが最初の印象です。すごい緊張してたんだと思いますけど、「鞄持ちます!弟子にしてください」としか言わないので…
でも、今は全然元気だなと思います。

Q3. 弟子にしてくださいと言われた時にとるかとらないか迷いましたか?

臼井さん:いやいや弟子はまずはとらんて(笑)

名古屋からきたと聞いたので、とりあえず入りなと言って一緒にお茶を飲みながら、「弟子は取らないよ」という話をしました。

会社をやっているので機会があったら、一緒に仕事しながら繋がりを持てたらいいなとは思ったんですけれども、弟子っていうのはあんまり考えてないんですよね。

Q4. 平田さんにキッチンカーを提案したとお聞きしたのですが、その理由を聞かせてください。

臼井さん:うちの会社でキッチンカーを始めようかと言っていた時だったので、せっかくやるんだったらそこで平田と働こうかなと思っていて、(平田は)外食が初めてなのでちょうどキッチンカーがいいかなと思いました。

Q5.キッチンカーを始めるにあたり、平田さんに教えたことはありますか?

臼井さん「元気に笑顔で」ということを伝えました。
最初のうちはお客様と会話したりするのは本当に大変なので、「作業場をこういう風にして」とか、「お客様来たらこのように対応して」とか細かな指示をするんじゃなくて、お客様を笑顔にする為には、1番は自分が笑顔になることなので大きい声で笑顔でっていう話をしたくらいですね。

「決断力と行動の速さ」初対面の印象から一変した姿

突撃訪問をきっかけに、臼井さんのもとで働くことになった平田さん。
そんな彼女の働きぶりや強みについて語ってくれました。

Q6.彼女のはたらきぶりを見て印象に残っていることはありますか?

臼井さん:最初は弱々しい感じなのかなと思っていたんですけど、キッチンカーの前で本当に大きな声でお客様を呼び込んで、笑顔でいらっしゃいませという声を聞いた時に、やっぱり最初に出会った時は本当に緊張していて、素の平田はこっちなんだろうなという本物の平田が見えた気はしましたね。

Q7.出会った当時と今で、平田さんの変わったなと思うところはありますか?

臼井さん決断力と行動の速さというのは本当にこの子すごいなと思いました。直接飛び込んできて弟子にしてくださいとか、すぐにもう上京を決めていたりだとか、彼女の行動力の凄さに驚きました。

突撃訪問の時はちょっと慣れないことをしてるのかなと思ったんですよ。でもそれは本当にただ緊張してただけで、芯が通ってて凄い行動力もあって、決断も早い子だなというのは、一緒に仕事していてもそうですし、その後の経過を聞いていても、彼女のそういう強さというものは感じるようになりました。

大手飲食チェーン社長が考える「飲食の力」とは

現代の目まぐるしく変化する飲食業界…
そんな今だからこそ聞きたい、大手飲食チェーン「かつや」の元社長である臼井さんが考える「飲食の力」とはどういうものか伺いました。

Q8.臼井さんは飲食業界でご活躍されていますが、「飲食の力」はどういうものだとお考えですか?

臼井さん:今、飲食の中でもデジタルなものを入れていったり、機械化されたりしているところはあるんですけども、僕は飲食業というのは人に依存する商売だと思っていて、人と人との触れ合いが一番大切なアナログなビジネスだと思っています。

コロナもあって外の接点が少なくなった時こそ、「直接誰かのためにお料理を作ってご提供する」といった温かみとか、人との触れ合いっていうのは、どんなに世界が変わってもたぶんずっと必要なんじゃないかなとは思っているので、本当に飲食業というのは直接的に人を笑顔にさせてあげられる商売だなとは思ってますね。

ーーデジタル化が進んでも、その部分はやっぱり人でしか担えない部分ではありますよね

臼井さん:そうなんですよね。

デリバリーなどの非接触型の外食というのが色々盛んにいわれてますけれども、僕は実際はそれは外食ではなくて、ただの小売りだと思っています。
単純にいいものを安く売るとか、利便性高い場所で販売をするとかとなってくると、最終的に小売店でも突き詰めていったら、絶対コンビニに勝てないわけですよ。

でも、コンビニに勝てる唯一の方法というのは、その人のためだけにしっかりお料理を作ってあげたり、ひと手間かけて美味しいものを作ったり、会話をしてお客様のことを知るとか、そういう人の温かみがあるものだと思うんです。飲食業はサービス面とか、人との接点というのがすごく大切かなと思ってますね。

Q9.平田さんには、何を1番伝えたいですか?

臼井さん:平田は今、うちのコンサル先の「つくもサンドイッチ」というところでサンドイッチの販売をしながら、自分でオリジナルの商品も作って販売をしていたりしていて、こんなことできるタイミングってそんなにないので、一生懸命楽しんで仕事をしてもらいたいです。自分が楽しくないとお客さんも楽しめないので。

ちょうどうちの会社で飲食のお店を始めたのですが、結構アルコールを売る業態なので、ゆくゆくは平田もそこまで歳を重ねて、また一緒に仕事ができればいいなと思ってます。

あと、本当の平田の楽しみは次の髪の毛が何色になるかという(笑)

平田さん:次は黒ですね(笑)

お、次は黒なんだ。最初にきたとき黒で、つくもサンドイッチさんの社長にご紹介する時に突然髪の毛ピンクで来たので(笑)それがちょっと楽しみになっているところです。

期待しています。


後編では、“カレープロデューサー”こと、吉野 公貴さんへのインタビューの模様をお届けします。
ホリエモンにプレゼンをしたことがきっかけで、新規事業の「カレーだしっ!」に携わることになった平田さん。店舗のオープンに向け、悩みながらも準備に奮闘する彼女の姿を近くで見ていた吉野さんにお話を伺いました。
▼後編はこちらから

【ゼロ高公式YouTubeにて公開中】
大企業の社長へ突撃訪問や、 飲食店のオープン立ち上げから携わるなど、並外れた「行動力」で夢に向かって挑戦し続ける平田さん。
そんな彼女が、ホリエモンへのプレゼンをきっかけに新規事業の「カレーだしっ!」に携わることに⁉︎
店舗のオープンに向け準備、葛藤する様子にカメラが密着。

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