「高校を中退したい」と検索したあなたへ──やめる前に、知っておいてほしいこと
「高校 中退 したい」と検索している人たちへ。
朝、学校へ向かう足が重い。教室のドアの前で立ち止まる。誰にも話せない理由で、心がもう限界に近づいている。あるいは、すでに親には伝えたけれど、頭ごなしに反対されてしまった──そんな状況にいる方が、この記事を開いてくださっているのではないでしょうか。
この記事は、「中退はやめておけ」と上から説教するためのものではありません。かといって、「やめたいなら、やめちゃえばいい」と無責任に背中を押すものでもありません。いま「中退したい」という気持ちを抱えているあなたが、後から「あのとき、もう少し落ち着いて考えればよかった」と後悔しないために、知っておいたほうがいい現実と、もう少しだけ広い選択肢の話をお伝えしたいと思っています。
読み終わったあと、結論が変わらなくても構いません。ただ、選択肢が増えた状態で、自分の道を選んでほしいのです。
まず最初に──「やめたい」という気持ち自体は、否定しなくていいんです
最初にお伝えしておきたいのは、「高校をやめたい」と感じてしまうこと自体は、決しておかしいことではないということです。
文部科学省が毎年発表している調査によれば、2023年度の1年間に高校を中途退学した生徒は、全国で46,238人にのぼっています。
参考:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
これは決して小さくない数字です。あなたが「自分だけが弱いのではないか」と感じているとしたら、それは違います。日本全国で、毎年4万人を超える同世代が、同じように悩み、同じように苦しい朝を迎えているという事実があるのです。
ですから、いま「やめたい」と思っている気持ちそのものは、まず受け止めてあげてください。「こんなことを考える自分はダメだ」と責める必要はありません。問題は気持ちのほうではなく、その気持ちに対して、どう向き合うかが重要です。
そして、選択肢は「やめる」か「我慢して続ける」かの二つだけではありません。
高校を中退したら、実際のところ何が起きるのでしょうか
できるだけ事実だけをお伝えします。中退という選択肢を冷静に検討するためには、その後に何が起きるのかを正確に知っておく必要があるからです。
進学の入り口が、ずいぶん狭くなります
高校を中退すると、最終学歴は「中卒」になります。これは大学や短大、専門学校への進学において、かなり大きな壁になります。多くの大学・専門学校は、出願資格として「高校卒業」または「高等学校卒業程度認定試験(高認)合格」を求めているからです。
中退後に大学進学を目指したい場合、まず高認試験に合格する必要があります。これは独学でも合格できる試験ではありますが、高校3年間で学ぶ範囲をカバーするため、相応の準備期間と労力が求められます。「高校がしんどいから、やめて大学に行く」というルートは、想像よりずっと遠回りになることが多いのです。
就職の入り口が、狭くなります
もしかしたら、多くの方が想像していない部分かもしれません。
厚生労働省が発表している令和6年度の求人データによると、ハローワークに寄せられた高校新卒者向けの求人は約46万5千人分であるのに対し、中学新卒者向けの求人はわずか618人分しかありません。
参考:厚生労働省「令和6年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」取りまとめ」
数字の差を、もう一度見てください。46万件と、618件。同じ若年層の求人でありながら、「高卒以上」の壁を越えられるかどうかで、選べる仕事の数が何万も違う可能性がある、というのが現実です。
正社員として安定した職に就くためには、ほとんどの場合「高卒以上」が条件になります。中退してすぐ働き始めると、選べる選択肢はアルバイトや派遣、短期雇用などに限られやすくなり、結果として収入も不安定になりやすい。これは性格や努力の問題ではなく、社会の側の仕組みがそうなっているのです。
昨今、SNSでは中卒から社長になったなどを耳にすることも少なくないですが、本当に一例な可能性が高いです。
見えにくい影響もあります
中退の影響は、進学と就職という分かりやすい部分だけではありません。もう少し見えにくい部分でも、じわじわと効いてきます。
たとえば、同年代の友人との接点が少しずつ減っていきます。皆が学校行事や受験の話をしている時間に、自分だけが別の時間軸を生きている感覚は、思ったよりこたえるものです。それから、社会生活で必要になる細かな手続き(役所の書類、就職活動のマナーなど)を、学校という場で自然に学ぶ機会がなくなります。
こうしたデメリットは、決して脅しではなく、存在する事実として知っておいてほしいのです。
それでも「中退したい」と思う気持ちは、ちゃんと意味を持っています
ここまで読んで、「やっぱり中退はリスクが大きいんだ」と感じた方もいるかもしれません。でも、私はそこで話を終わらせたくありません。
なぜなら、いま「やめたい」と感じているあなたの気持ちには、ちゃんと理由があるからです。
朝起きるのがつらいのも、教室に入るのが怖いのも、勉強が頭に入らないのも、そもそも学校って行く意味があるのかと考えてしまう。
すべて「あなたが弱いから」ではなく、「いまの環境とあなたが合っていない」というサインかもしれません。サインを無視して我慢を続ければ、心や体が先に音を上げてしまうことがあります。
ですから、「やめたい」という気持ちを抱いたとき、本当に向き合うべき問いは、
「高校をやめるべきか、続けるべきか」ではなくて、「いまの環境を変えるために、自分には何ができるか」なのだと思います。中退は、その手段のひとつでしかありません。そして、後で詳しくお話ししますが、もっとリスクの少ない手段が、実は他にもあるのです。
▼この記事を読んでくださっている方へ
「いまの学校がつらい」「でも、中退してその後どうなるかが怖い」と感じているなら、ゼロ高等学院の説明会をのぞいてみてください。堀江貴文が主宰する通信制高校のサポート校で、「将来の夢なんか、いま叶えろ。」を教育方針に掲げています。中退ではなく転入という形で、新しい環境にスライドする選び方が用意されています。資料請求もオンラインで随時受け付けています。
もう一度だけ、考えてみてほしい──「高校時代」という時間の特別さについて
少し角度を変えた話をします。
「高校時代なんて、早く終わってほしい」と感じている方には、いまから書くことは響かないかもしれません。それでも、書かせてください。
高校時代という3年間は、実は人生のなかでかなり特殊な時間です。何が特殊かというと、いくつかあるのですが、一番大きいのは「自分のために時間を使うことが、社会的に許されている期間」だということです。
高校生のうちは、「失敗してもいい」が制度的に守られている
大人になると、生活費を稼ぐために働く必要が出てきます。家賃を払い、食費を出し、税金を納める。当たり前の話ですが、これは想像以上に大変なことです。「ちょっと別のことに挑戦してみたいな」と思っても、収入が止まる怖さがブレーキになります。
ところが高校生のうちは、基本的に生活は保護者が支えてくれている前提があり、自分の時間と労力を「将来のための投資」にまるまる使うことが許されています。これは、人生のなかで二度と訪れない種類の余裕です。
中退して働き始めると、この余裕は急になくなります。「やっぱり勉強し直したい」と思っても、生活費を稼ぎながら学ぶことになるので、ハードルが一気に上がります。
高校生のうちなら、進路の方向転換に「リスク」はほとんどない
「いまの学校が合わないから、もっと自分に合う環境に移りたい」──そう思ったとき、高校生のうちなら、進路を変えても大きなペナルティがありません。
通信制高校への転入も、定時制への転校も、専門コースのある高校に移ることも、すべて「高校生のまま」進路を変える方法です。これらを選べば、中退という経歴はつかず、進学・就職の選択肢も維持されます。
社会人になってから「やっぱり別の道に進みたい」と思っても、いまの会社を辞めて、生活費を確保しながら、勉強し直して、新しい業界に飛び込む──これはものすごく大変です。それに比べて、高校生のうちの方向転換は、本当に身軽にできてしまうのです。
つまり、いまのあなたが手にしている「環境を変える力」は、大人が喉から手が出るほど欲しがる種類のものでもあります。それを「中退」というかたちで一気に手放してしまうのは、長い目で見たときに、たぶんもったいないのです。
中退する前に、検討する価値のある「もうひとつの道」
ここまで読んで、「中退はリスクが大きい。でも、いまの学校はもう無理」と感じている方もいると思います。ここで一度、選択肢を整理しておきましょう。
学校をやめずに環境を変える方法は、大きく分けて2つあります。
ひとつは、別の全日制高校や定時制高校への転校。同じスタイルで、環境だけを変える方法です。ただし、全日制への転校は欠員のある学校に限られたり、転入試験を通る必要があったりと、ハードルがやや高めです。
もうひとつが、通信制高校への転入です。これは、いまの高校を辞めずに、そのまま通信制高校に移る方法を指します。中退ではないので、最終学歴は問題なく「高校卒業」になり、進学・就職の選択肢も維持されます。
通信制高校の数は年々増えていて、文部科学省の学校基本調査によれば、2024年度の通信制高校在籍者数は約29万人。高校生のおよそ11人に1人が通信制を選んでいる時代です。
参考:リクルート進学総研「高校生の約10人に1人が通信制課程の生徒に」
通信制と聞くと、「自宅で一人で勉強する寂しい場所」というイメージを持つ方がまだいらっしゃるかもしれませんが、いまの通信制高校はそうした印象とはかなり違ったものになっています。仲間と一緒に学べる場、自分のペースで学べる場、好きなことに時間を使える場──そういう新しい高校生活のかたちが、すでに用意されています。
「本当の自分」を、高校生のうちに探してみるという選び方
「高校をやめたい」と思っているあなたの心の奥には、たぶん、「いまの環境じゃない、本当の自分の居場所がどこかにあるはずだ」という直感があるのではないでしょうか。
その直感は、たぶん間違っていません。ただ、その居場所は、「中退して社会に飛び出した先」にあるとは限らないのです。もしかしたら、「高校生のままで、別の場所」にあるかもしれないのです。
実業家の堀江貴文が主宰するゼロ高等学院は、まさにそうした「いまの学校が自分に合わない」と感じている高校生たちのために設計された、通信制高校のサポート校です。
教育方針は「将来の夢なんか、いま叶えろ。」「稼ぐ力は、最新の学力。」座学だけで終わらせるのではなく、起業体験、海外留学、インターンシップ、地方創生プロジェクトなど、自分のやりたいことを、いま、この瞬間に試せる場が日常的に用意されています。
ゼロ高に在籍している約80名の生徒は、それぞれが本当にバラバラの「いまやりたいこと」を持って集まっています。高校生のうちに起業に挑戦している生徒、海外に飛び出して活動を始めた生徒、映像作品を作り続けるクリエイター志望、デザイナーを目指す生徒。共通しているのは、「将来のためにいまを我慢する」のではなく、「いまを生きながら未来を作っている」という感覚です。
ここで大事なポイントは、ゼロ高は転入というかたちで入学できるということです。在籍したままゼロ高に移れば、中退の経歴はつかず、これまで取得した単位も多くの場合引き継げます。「高校をやめたい」という気持ちを、リスクなく実現する方法が、ちゃんとあるのです。
「高校をやめたい」と思っているあなたが本当に手放したいのは、いまの高校での生き方であって、高校生という肩書きそのものではないかもしれません。だとしたら、ゼロ高のような場所で「もう一つの高校時代」を始めてみるのは、選択肢として知っておく価値があると思います。
▼ゼロ高等学院について、もう少し知りたい方へ
オンライン説明会・資料請求は随時受け付けています。在校生のリアルな日常や、転入の具体的な流れ、保護者の方の不安にも丁寧に答えてもらえる個別相談の機会もあります。 「中退」ではなく「環境を変える」という選択肢を、まずは知るところから始めてみませんか。
まとめ
「高校 中退 したい」と検索したあなたへ、最後にもう一度お伝えしたいことがあります。
中退という選択肢を、頭ごなしに否定するつもりはありません。本当にそれが最善だと判断したのなら、その決断はあなたのものです。ただ、その決断をする前に、
- 中退した先に待っている現実(進学・就職の制限)
- 高校時代という時間の特別さ(リスクなしで方向転換できる期間)
- 中退ではなく「転入」という、より身軽な選択肢
の3つだけは、知っておいていただきたいです。
朝起きるのがつらい。教室に入れない。誰にも分かってもらえない。そんな状態のまま、いまの学校に通い続ける必要はありません。ただ、「やめる」という結論に飛ぶ前に、学校を辞めずに環境を変える方法が、いま実はかなりたくさん用意されている、ということだけは、覚えておいてほしいのです。
あなたがいま感じている「やめたい」という気持ちは、人生の岐路を示すサインかもしれません。そのサインに従って動き出すことは、決して悪いことじゃない。ただ、動き出す方向を、「中退」だけではなく、「もっと自分らしくいられる場所への移動」にしてみる──そんな選び方があってもいいのではないでしょうか。
あなたの3年間が、自分らしい時間として続いていくことを、心から願っています。
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