- 編入できる高校を探しているあなたへ──正しい選択のために知っておくべきこと
- 編入とは──転入との違いを正確に理解する
- 編入と転入の定義
- 編入の手続きにかかる期間
- どのような高校が編入できるか──3つの選択肢
- ①全日制高校──従来型の高校教育
- ②定時制高校──夜間や昼間に通う選択肢
- ③通信制高校──最も柔軟な編入対応
- 編入先として通信制高校が選ばれる理由
- 編入がおすすめのパターン──こんな状況なら編入を検討すべき
- パターン①高校を中退したが、高卒資格を取得したい
- パターン②働きながら学びたい
- パターン③以前の高校が合わなかった
- パターン④健康上の理由で通学が困難
- パターン⑤明確な目標があり、そちらに時間を使いたい
- 実際に編入したゼロ高生徒の声──リアルな体験談
- Aさん(17歳・男性)──自由な時間でクリエイティブを追求
- Bさん(17歳・男性)──起業を目指して編入
- Cさん(18歳・女性)──「今、叶える」決断と自己管理への挑戦
- お子さんの「やりたいこと」を実現する環境
- 編入先の選び方──失敗しないための5つのチェックポイント
- チェックポイント①単位引き継ぎの柔軟性
- チェックポイント②サポート体制の実質
- チェックポイント③学習スタイルの選択肢
- チェックポイント④卒業実績と進路サポート
- チェックポイント⑤学費の透明性
- 編入のタイミング──いつ動き出すべきか
- できるだけ早く動くべき理由
- 学期の区切りを意識する必要はない
- 最後に──編入は「やり直し」ではなく「新しいスタート」
編入できる高校を探しているあなたへ──正しい選択のために知っておくべきこと
高校を中途退学したものの、やはり高校卒業資格を取得したい。あるいは、お子さんが高校を辞めてしまい、親として何かできることはないかと模索している──そんな切実な思いで、この記事にたどり着かれた方も多いのではないでしょうか。
高校中途退学は、決して人生の終わりではありません。文部科学省の統計によると、令和4年度の高校中途退学者数は約3.7万人に上りますが、そのうち多くの生徒が、編入という形で学びを再開し、高校卒業資格を手にしています。
しかし、「編入できる高校」を探す過程では、多くの疑問に直面します。編入と転入の違いは何か。どのような高校が編入を受け入れているのか。以前取得した単位は引き継がれるのか。いつ編入すれば、3年間で卒業できるのか──こうした疑問に、明確な答えを持たないまま、不安を抱えている方も少なくないでしょう。
本記事では、高校編入に関する正確な情報を、教育現場の専門家の視点と実例をもとに、網羅的に解説いたします。お子さん、あるいはあなた自身が、再び学びの道を歩み始めるための、確かな指針となれば幸いです。
編入とは──転入との違いを正確に理解する
まず、「編入」という言葉の正確な意味を確認しましょう。似た言葉に「転入」がありますが、この二つは明確に異なります。
編入と転入の定義
編入(へんにゅう)とは、高校を一度退学した後に、別の高校に入学し直すことを指します。前の高校に在籍していない状態から、新しい高校に入学するため、入学のタイミングや手続きに制約が生じることがあります。
転入(てんにゅう)とは、現在在籍している高校から、別の高校に在籍を移すことを指します。退学することなく、連続して高校に在籍し続けるため、学習の空白期間が生じにくいという特徴があります。
この違いは、単なる言葉の定義だけでなく、入学時期、単位の扱い、学費、手続きの流れなど、実務的な面で大きな影響を及ぼします
| 項目 | 編入 | 転入 |
| 在籍状況 | 前の高校を退学済み | 現在の高校に在籍中 |
| 入学時期 | 学校により制限あり(4月・10月など) | 随時受付の学校が多い |
| 単位引き継ぎ | 可能(ただし取得済み単位のみ) | 可能(在籍中の単位も考慮される場合あり) |
| 空白期間 | 退学から入学まで空白が生じる | 空白なく継続可能 |
| 心理的負担 | 「一度辞めた」という経歴が残る | 連続した在籍で心理的抵抗が少ない |
| 学費 | 編入時から新たに発生 | 転校先で継続して発生 |
※詳しくは以下の記事をご参照ください。
「【2025~26年最新版】編入と転入の違いを徹底解説!高校転校で失敗しないための完全ガイド」
編入の手続きにかかる期間
編入手続きには、通常1〜2ヶ月程度の期間が必要です。具体的には、編入先の高校への資料請求と説明会参加、出願書類の準備(前籍校の成績証明書・単位修得証明書など)、入学試験(面接・作文など)、合格後の入学手続き──これらのステップを踏む必要があります。
特に、前籍校からの書類取得に時間がかかる場合があるため、余裕を持って準備を始めることが重要です。
どのような高校が編入できるか──3つの選択肢
編入を受け入れている高校には、主に3つの種類があります。それぞれに特徴があり、どの高校が適しているかは、個々の状況や目標によって異なります。
①全日制高校──従来型の高校教育
全日制高校は、月曜から金曜まで、朝から夕方まで登校する、最も一般的な高校の形態です。
編入の可能性: 全日制高校への編入は、可能ではありますが、受け入れ枠が非常に限られているのが実情です。多くの全日制高校は、定員が既に満たされているため、編入生を受け入れる余地がほとんどありません。
編入できる場合: 保護者の転勤に伴う転居など、やむを得ない事情がある場合に限り、編入を認める学校もあります。ただし、欠員がある場合に限られ、選考も厳しい傾向にあります。
適している人: 従来型の学校生活を送りたい、集団での学習環境を好む、部活動や学校行事に参加したい──こうした希望を持つ生徒には適していますが、編入のハードルは高いと認識しておく必要があります。
②定時制高校──夜間や昼間に通う選択肢
定時制高校は、主に夜間に授業を行う高校で、働きながら学ぶ生徒を想定した制度です。現在では、昼間の定時制高校も増えています。
編入の可能性: 定時制高校は、全日制高校と比較すると、編入を受け入れやすい傾向にあります。ただし、入学時期は4月または10月に限定されている学校が多く、随時入学は難しい場合があります。
学習スタイル: 週5日程度の登校が基本ですが、全日制よりも授業時間が短く、1日4時間程度の授業が一般的です。4年間で卒業するケースが多いですが、3年間で卒業できる定時制高校も存在します。
適している人: アルバイトをしながら学びたい、昼間の時間を有効活用したい、全日制高校よりも緩やかなペースで学習したい──こうした希望を持つ生徒に適しています。
③通信制高校──最も柔軟な編入対応
通信制高校は、主に自宅学習を中心とし、年に数回のスクーリング(登校)で単位を取得する高校です。
編入の可能性: 通信制高校は、編入に最も柔軟に対応している高校形態です。多くの通信制高校が、毎月または随時入学を受け付けており、年齢や前籍校の種類を問わず、幅広く受け入れています。(転入・編入がいつでもできる通信制高校)
学習スタイル: 自宅でレポート課題を提出し、年に数日から週数回のスクーリング(登校)に参加することで、単位を取得します。オンライン授業を活用する学校も増えており、全国どこからでも学習できる環境が整っています。
適している人: 自分のペースで学習したい、働きながら学びたい、人間関係のストレスを減らしたい、不登校経験があり全日制への復帰が困難、明確な目標(スポーツ、芸能、起業など)があり、そちらに時間を使いたい──こうした希望や事情を持つ生徒に最も適しています。
編入先として通信制高校が選ばれる理由
統計的に見ても、高校中退後に編入を選択する生徒の多くが、通信制高校を選んでいます。その理由として、入学時期の柔軟性(随時入学可能)、学習スタイルの柔軟性(自分のペースで学習可能)、年齢制限がほとんどない、前籍校での単位をほぼ確実に引き継げる、学費が比較的抑えられる(公立の場合)──これらの点が挙げられます。
編入がおすすめのパターン──こんな状況なら編入を検討すべき
編入という選択肢は、すべての人に適しているわけではありません。しかし、以下のような状況にある場合は、編入を真剣に検討する価値があります。
パターン①高校を中退したが、高卒資格を取得したい
高校中退後、就職活動や進学を考える中で、高卒資格の重要性に気づいた──これは、最も一般的な編入の動機です。
現代の労働市場では、高卒資格の有無が、就職の選択肢を大きく左右します。多くの企業が「高卒以上」を応募条件としているため、中卒のままでは、応募できる職種が大幅に制限されます。
また、大学や専門学校への進学を考える場合も、原則として高卒資格が必要です。高卒認定試験という選択肢もありますが、編入して高校を卒業する方が、社会的な評価は高い傾向にあります。
パターン②働きながら学びたい
経済的な理由や、社会経験を積みたいという希望から、働きながら高校卒業を目指したい──こうした場合、編入は現実的な選択肢です。
特に通信制高校への編入であれば、平日の日中はフルタイムで働き、自宅学習と年数回のスクーリングで単位を取得することが可能です。定時制高校も、夜間授業が基本のため、昼間の仕事と両立できます。
実際、通信制高校の生徒の多くが、アルバイトや正社員として働きながら学んでいます。
パターン③以前の高校が合わなかった
集団生活が苦手、朝早く起きられない、人間関係でトラブルがあった、学習の進度が合わなかった──こうした理由で全日制高校を中退した場合、同じ形態の高校に再度挑戦するのは困難です。
このような場合、学習スタイルや人間関係の構築方法が全く異なる通信制高校への編入が、有効な選択肢となります。環境を変えることで、無理なく学習を継続できる可能性が高まります。
パターン④健康上の理由で通学が困難
慢性的な体調不良、起立性調節障害、メンタルヘルスの問題──こうした健康上の理由で、毎日の通学が困難になり、中退に至ったケースもあります。
通信制高校であれば、体調に合わせて自宅で学習を進めることができ、スクーリングも最小限に抑えられる学校を選ぶことが可能です。体調管理をしながら、確実に高校卒業資格を取得できる環境が整っています。
パターン⑤明確な目標があり、そちらに時間を使いたい
スポーツ、芸能活動、起業、資格取得──こうした明確な目標があり、それに集中するために全日制高校を辞めた場合、通信制高校への編入は理想的です。
高校卒業資格は取得したいが、学校に拘束される時間を最小限にしたい──この両立が可能なのが、通信制高校の最大の魅力です。
実際に編入したゼロ高生徒の声──リアルな体験談
ここからは、実際にゼロ高に編入した生徒たちの体験を、具体的にご紹介します
Aさん(17歳・男性)──自由な時間でクリエイティブを追求
編入前の状況: 保護者の紹介でゼロ高を知りました 。編入当時はすでにやりたいことが明確にありました 。
ゼロ高を選んだ理由: 自分のやりたいことに対して、より多くの時間を使える環境を求めて編入を決めました。
編入後の変化: 圧倒的に自由な時間が増えたことが最大の変化です 。その時間を活用して、現在は映像制作やECサイトの運営に力を入れています 。カメラやマイクなどの機材を揃え、商品のOEM先を模索するなど、実践的なビジネス活動を始めています 。
「自由な時間が増えるため、自分自身としっかり向き合うことができます。やりたいことに没頭したい人にとって、ゼロ高は理想的な環境です」
Bさん(17歳・男性)──起業を目指して編入
編入前の状況: もともと「起業したい」という強い思いを持っていました 。全日制高校では縛られる時間が多いですが、より自分のやりたいことに集中できる環境を求めていました。
ゼロ高を選んだ理由: 起業について学べる学校を調べていた際にゼロ高を見つけました 。「やりたいことが決まっていなくても、授業を通して好きなことを探せる」と感じたことも決め手の一つです 。
編入後の変化: 編入後は気持ちがとても楽になり、自分のやりたいことに100%集中できるようになりました 。現在は、アプリ・システム開発の会社を設立し、世の中の役に立つサービスを開発することを目標に活動しています 。
「ゼロ高は時間に余裕が生まれ、その分を自分の挑戦したいことに使えます。オンライン中心でも、年2回のキャンプで全国の仲間と直接交流でき、個性を尊重し合える文化があります」
Cさん(18歳・女性)──「今、叶える」決断と自己管理への挑戦
編入前の状況: 以前は全日制の高校の特進クラスに在籍していました 。学校に通い、成績を維持するために無意識に生活リズムを整える日々を送っていました 。
ゼロ高を選んだ理由: 両親からの紹介でゼロ高を知りました。パンフレットにあった「将来の夢なんか今叶えろ」というキャッチフレーズに強く惹かれ、編入を決断しました 。
編入後の変化: 編入直後に1年間のカナダ留学を控えていたため、その準備に時間を使いました 。全日制と違い、ゼロ高では「意識的に」生活リズムを整える必要があり、自己管理の重要性に気づくきっかけにもなりました 。現在はカフェでのアルバイトやインターン、配信活動など、多方面に挑戦しています 。
「迷ったらやってみることをオススメします。自分で悩んで導き出した答えは、未来の自分の原動力になります。ゼロ高で私と一緒にいろんなことを経験しませんか?」
お子さんの「やりたいこと」を実現する環境
もしお子さんが明確な目標を持ち、それに向かって挑戦したいと考えているなら、その意欲を支える環境が必要です。
ゼロ高等学院は、「座学より行動」を教育理念とし、生徒一人ひとりの挑戦を全力でサポートする通信制教育機関です。
時間割に縛られることなく、起業、専門スキル習得、留学、インターンシップなど、自分の目標に時間を使える環境。専任のゼロイチコーチが一人ひとりに伴走し、目標設定から実現までをサポートします。
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編入先の選び方──失敗しないための5つのチェックポイント
編入先を選ぶ際、どのような点に注意すべきでしょうか。以下の5つのチェックポイントを確認してください。
チェックポイント①単位引き継ぎの柔軟性
前籍校の単位をどの程度認定してくれるか、手続きは複雑でないか、単位引き継ぎに関する説明は明確か──これらを事前に確認しましょう。
チェックポイント②サポート体制の実質
担任制度や個別面談の頻度、学習計画の立案サポート、進路相談の体制、保護者との連携体制──これらが形式的でなく、実際に機能しているかを見極めてください。
チェックポイント③学習スタイルの選択肢
完全在宅型、週1〜2日登校型、週5日登校型など、自分の状況に合った学習スタイルを選べるか確認しましょう。
チェックポイント④卒業実績と進路サポート
過去の卒業率、進学実績、就職実績を開示しているか、進学・就職サポートの具体的な内容を確認しましょう。
チェックポイント⑤学費の透明性
入学金、授業料、教材費、スクーリング費用など、すべての費用が明確に提示されているか、追加費用が発生する可能性があるか、就学支援金の適用範囲を確認しましょう。
編入のタイミング──いつ動き出すべきか
編入を考えているものの、「いつ動き出すべきか」と迷っている方も多いでしょう。
できるだけ早く動くべき理由
高校中退後、時間が経過すればするほど、学習習慣から遠ざかり、再スタートのハードルが高くなります。また、年齢が上がるにつれて、同級生との年齢差が開き、心理的な抵抗も大きくなります。
「いつか編入しよう」と先延ばしにするのではなく、「今すぐ動き出す」ことが、最も確実な選択です。
学期の区切りを意識する必要はない
多くの通信制高校は、毎月入学を受け付けています。全日制高校のように、「4月まで待つ」必要はありません。
思い立ったときが、ベストなタイミングです。まずは資料請求や説明会への参加から始めましょう。
最後に──編入は「やり直し」ではなく「新しいスタート」
高校を一度辞めたことを、「失敗」や「挫折」と捉える必要はありません。
人生には、いくつもの岐路があり、それぞれの選択が、次の道を開きます。全日制高校が合わなかったのであれば、別の環境で学べばいい。それだけのことです。
編入は、「やり直し」ではなく、「新しいスタート」です。前の経験を活かしながら、自分に合った環境で、自分のペースで、確実に高校卒業資格を手にする──それが、編入の本質です。
個別にご相談ください
ゼロ高等学院では、一人ひとりの状況に応じた個別相談を行っています。「従来の高校教育に疑問がある」「子どもの個性を活かせる教育を探している」「新しい学び方について詳しく知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
オンラインでの相談も可能ですので、全国どこからでもご参加いただけます。
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2025年11月12日


