本学院生徒が「トビタテ!留学JAPAN」に採択 タイ・オランダへ4ヶ月の挑戦
このたび、本学院3年生の森うたが、文部科学省の官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」に採択されました。彼は8月24日に日本を発ち、タイとオランダで約4ヶ月間の留学に挑んでいます。
留学の目的
彼が取り組むのは、自身のブランド「takaki」の布草履を軸にした探究です。takakiの布草履は、祖母が希少な布を一目一目手で編み上げた一点物で、日本の伝統と現代の感性が融合したアートピースです。

今回の留学では、この日本の手仕事の文化が海外でどのように受け止められるのかをリサーチし、自身の事業の可能性を探ります。「匠の技と、温かい人の手が息づく、この尊い技を未来へ繋ぎたい。日本の素晴らしい手仕事の文化を世界へ届けたい」という思いが、挑戦の原点です。
留学の概要
- 派遣先:タイ、オランダ
- 期間:2026年8月24日〜12月16日(約4ヶ月)
- 内容:現地の語学学校での学習、文化施設でのブランド展示・トークショー、布の染め物工房でのインターン、ファッションブランドでの撮影・ブランド紹介 ほか
滞在の中心となるタイ・チェンマイでは、語学学校に通いながら、アート展示や文化継承のワークショップを手がける施設で、自身の布草履の展示とブランド紹介の機会を得ています。さらに、布の染め物を手がける工房にもインターンとして参加。11月にはバンコクのファッションブランドでの撮影やブランド紹介に臨み、その後、オランダへと渡ります。受け入れ先の多くは、彼自身が一から連絡を取り、交渉を重ねて実現したものです。
出発にあたって——本人の言葉
トビタテへの挑戦は、彼にとって2回目でした。昨年の不採択を経て臨んだ今回、その姿勢は大きく変わったと言います。以下は、出発を前に伺ったお話です。
「昨年は残念ながら採択にならず、自費でドイツへの留学にも行きました。ですが、今回の留学への望み方は、去年と全然違うんです。去年の留学は、経験できたらいいな、という感じだった。でも今回は、どちらかというと“物にする”。自分の将来のことを本気で考えた結果、今回の計画になりました」
受け入れ先を自分の力で開拓する中で、彼が実感したのは「つながり」の大切さでした。ある受け入れ先には、別のブランドの方の紹介を得たことで、初めて話が前に進んだといいます。
「自分のブランドを進めていくにあたって、いろんな方との繋がりがあるってやっぱり違う。自分から0を1にして、そこから繋がっていく——そういう経験が、今までなかったんです」
留学を前にした今の気持ちを尋ねると、「楽しみが7割、不安が3割」と言います。4ヶ月後の自分について、こう語ってくれました。
「知らない土地で、自分で生活して、いろんな人と関わって、自分でやり切ったと言えるようになったら、めちゃめちゃ自信がつくと思う。上辺だけじゃない、本当の自信を持って帰ってきたい」
ゼロ高等学院より
本学院では、生徒一人ひとりが自らの関心を起点に、学びのフィールドを校外へと広げていくことを応援しています。彼の挑戦の様子は、留学中および帰国後にも、あらためてお伝えする予定です。どうぞ温かく見守っていただけますと幸いです。